お届けしたいのは、「素敵な時間」です
有限会社寿司幸本店

ABOUT 会社紹介

140年以上の伝統を守る銀座の寿司屋

寿司幸本店は、明治18年(1885年)に新橋で誕生しました。関東大震災や第二次世界大戦といった激動の時代を乗り越え、現在は銀座6丁目に店を構える、江戸前寿司の中でも屈指の歴史を誇る老舗です。

BUSINESS 事業内容

「伝統とは、つくるもの」。時代に合わせて柔軟に変化してきました。

いつの時代も「お客様に喜んでいただく」ことを大切に。
現在は四代目主人・杉山衛がその暖簾を守り、三代にわたって通い続けてくださる常連様や、世界中から訪れるVIPの方々に愛され続けています。 私たちのお店は、単にお腹を満たす場所ではありません。商談や大切な記念日、プロポーズなど、お客様が何らかの「目的」を持って訪れ、それぞれに物語があります。私たちはその目的をかなえられるよう「最高の時間を提供」することを大切にしています。
寿司屋として「変えずに」大切にしてきたこと
◎伝統的な江戸前仕事 シャリ(お米)の炊き方や合わせ方、醤油(煮切り)のブレンドといった、初代から受け継がれる基本的な仕事の技術は変わりません 。 ◎技術習得の順番 簡単な補助から始まり、野菜、小魚、高級魚と進む学びの順番には意味があり、このステップは今も守り続けています。 ◎衛生面と安全の徹底 お客様の安全を第一に考え、生食のリスクがある「牡蠣」や足の早い「サバ」を一切扱わないという厳しいルールを長年継続しています 。 ◎「お好み」を尊重する姿勢 お客様の年齢、性別、会食の目的に加えて、お客様との会話を通じてその時の「気分」も察します。そのうえで、お客様がいま一番望んでいるネタ・量をメニューを組み立て、満足して帰っていただく。このような「食事を楽しむ場所」としての在り方を大切にしています。 ◎伝統の卵焼き 創業当時から変わらぬ製法で、日本橋の老舗から仕入れる生の半ぺんを使い、炭火で1時間かけて焼き上げる卵焼きを守り続けています 。
時代に合わせて「変えてきた」こと
◎寿司とワイン・シャンパンの融合 ワインしか飲めないお客様の要望をきっかけに、寿司にワインを合わせるスタイルを日本でいち早く取り入れました 。オーストラリアの名門ワイナリーと和食に合う専用ワインを共同開発するまでに至っています。また、代表の杉山はシャンパーニュ騎士団の「シュヴァリエ(騎士)」(※)を受章しています。 ◎グローバルな対応 インバウンド需要の高まりを受け、ホテルのコンシェルジュを招いて英語の授業を開催(週2回/有志)。「Yes(はい)」ではなく「Certainly(かしこまりました)」など、VIPに相応しい品格ある言い回しを学べます。 ◎伝統×写真映え 写真映えを重視するインバウンドのお客様などのニーズに応え、盛り付け方など、視覚的な楽しさにも意識を向けています。撮影OKです。 (※)1656年に創設した「シャンパーニュ騎士団」という組織が、シャンパーニュの普及と啓蒙に多大な貢献をした人物に授与する称号。主にソムリエやホテル総支配人、経営者らに贈られることが多い。

WORK 仕事紹介

おいしい寿司を握るだけでなく、お客様の喜ばせ方を学びます。

学ぶのは握り方ではなく、感動の届け方です。
寿司幸本店の修行は、現代のスピード感からすれば「遅い」かもしれません。しかし、一つひとつの工程には、お客様に感動を届けるための不可欠な意味が込められています。 【1年目:基礎の叩き込み】 皿洗いや掃除、そして秘伝の「煮切り醤油」やガリの仕込みを任されます。まずは裏方からお店の全体の流れを学びします。 【2年目:指先感覚・お客様の気持ちを汲み取るチカラを養う】 包丁を持ちますが、まずは野菜(ツマ)です。野菜はきれいに切るのが難しいからこそ、包丁の使い方を上達させるのに最適。自然と魚を傷つけない「柔らかいアプローチ」の基礎が身につきます。 また、この頃から個室担当(ホール業務)も任されます。個室には職人が常駐していないため、お客様の要望を察知し、厨房にいる職人へ的確に伝える「ハブ」としての役割を担います 。 【3〜4年目:仕込みの精度と意識の修行】 アジやコハダなどの下処理から始まります。鱗ひとつ残さないことは「技術」ではなく「意識」の問題。お客様の口に入るものへの責任感を、この数年で磨き上げます。 【5〜9年目:看板を背負う責任感】 難易度の高い穴子の捌きやシャリ炊きを経て、8〜9年目には名物の「卵焼き」を担当します。 【10年目:つけ場(カウンター)デビュー】 ついにお客様の前へ。ここからは技術だけでなく、お客様の要望を先回りして察する「サービスのプロ」としての真価が問われます。 超一流のお客様、政財界の方々と対等に会話を楽しむには、社会人としての成熟が必要です 。10年という歳月は、技術を磨くだけでなく、人間としての「厚み」を作る時間でもあります 。 ※本人の頑張り次第で、10年かからずともつけ場に立つこともあります
お互いを下の名前やあだ名で呼びます。
寿司屋というと“お堅い”イメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、寿司幸ではお互いを下の名前やあだ名で呼ぶこともあります。 実はこれにはちゃんとした理由があります。一つは、職場の明るい雰囲気づくり。寿司幸が選ばれる理由の一つにお店の「明るくあたたかい雰囲気」があります。あだ名や下の名前で呼び合うことで、働くスタッフの過度な緊張が解け、それがお店全体の温かみのある空気感としてお客様にも伝わっていくのです 。 もう一つはお客様への配慮。例えば、スタッフに「佐藤」や「鈴木」といった日本に数多くいらっしゃる名字の者がいた場合、職人同士でその名字を呼び捨てにすると、同じ名字のお客様が「自分のことだろうか?」とドキッとしたり、不快な思いをされたりするかもしれません。お客様第一で、そんな小さなことにもこだわっています。
「先回りの配慮」も美しく。
お客様に喜んでいただくために、私たちはあらゆる場面で「言われる前に察する」先回りの配慮を徹底しています。わかりやすいところですと、以下のようなことをしています。 「ビールの銘柄は、4種類」 一般的な飲食店ではビールの銘柄を1つに絞っていることが多いですが、私たちはあえて常に4つの銘柄を常備しています。 これは、大手企業のお客様などが仕事の兼ね合いで「特定の銘柄しか飲めない」といった状況があった際にも、迷わず「ありますよ」とお応えするためです。 お客様が何を求め、何を必要とされているか。どんなご要望であっても、その期待に添える準備を怠らないことこそが、銀座の老舗としてのプライドです。 「お客様にお茶を頼ませない」 私たちは、お客様に「すいません、お茶をください」と言わせることを良しとしません。 お客様がお茶を飲みたいと思う一歩手前のタイミングを察し、頼まれる前にそっとお出しする。 この言葉のない要望を汲み取り、ポッと出てくる心地よさこそが、本当のサービスであると考えています。

INTERVIEW インタビュー

斉藤大翔(2024年/新卒入社)
Q. 寿司幸本店を選んだ理由は?
大分の漁師町で育ち、幼い頃からYouTubeで魚をさばく動画を見るのが大好きでした 。地元でも自分で魚をさばく機会が多く、漠然と「魚にまつわる仕事がしたい」と調理科のある高校へ進学しました 。 そんな時、同じ高校の先輩が勤めていた縁で紹介してもらったのが「寿司幸本店」でした 。当時は銀座のお店のことなど正直何も知りませんでしたが、話を聞くうちに、創業141年という圧倒的な歴史を持ちながら、寿司にワインを合わせるスタイルを日本で一番最初に取り入れるような柔軟な姿勢に強く惹かれました 。都会への憧れもあり、「どうせやるなら一番の場所、銀座で握りたい」と決意しました 。
Q. 実際の修行はどうですか?
今は野菜の仕込み(ツマ作り)などがメインですが、決して「つらい下積み」だとは思っていません 。野菜で包丁を滑らせる感覚を磨くことが、結果として魚の細胞を壊さない「柔らかいアプローチ」に繋がるという理由を、日々の仕事の中で実感できるのが面白いんです 。もっと上手くなりたくて、休日は朝7時に豊洲市場へ行き、自費で魚を買って寮やお店でさばく練習をしています 。自分でやってみて初めて先輩方の凄まじさが身に染みてわかりますし、昨日できなかったことができるようになる手応えは何物にも代えられません 。 また、最近はお座敷での接客も任されるようになりました 。職人がいないお座敷では、僕自身が「店の看板」としてお客様の前に立ちます 。メニューがほとんどない中で、お客様の表情や空気感から「今、何を求めていらっしゃるか」を汲み取るのは、包丁を握るのと同じくらい難しい修行です 。例えば、お茶が欲しいと言われる前にそっとお出しする 。そんな「先回りのサービス」の奥深さを知ることで、技術だけではない、銀座の職人に必要な「人間としての厚み」を磨いている実感があります 。
Q. 銀座での生活や、職場の雰囲気は?
銀座8丁目にある寮に住んでいますが、職場まで徒歩10分という近さは本当に恵まれています 。オンの時間はVIPのお客様を前にしたプロとしての緊張感がありますが、カウンター内はお互いを「あだ名」や「下の名前」で呼ぶあたたかい雰囲気の職場です 。 また、最近は社長に少しランクの高い美味しい中華や会員制の焼き鳥屋さんへ連れて行ってもらったりしています 。単に美味しいものを食べる楽しみだけでなく、他の一流店の味や接客を客として体験し、心が動いたポイントを自分たちの仕事に盗んでくるための貴重な学びの機会でもあります 。

BENEFITS 福利厚生

銀座8丁目の「完全個室寮」

職場から徒歩10分。エアコン・ベッド完備の6畳の個室です。キッチンやリビングは共有のシェアハウス型で、仲間との絆を深めつつ、銀座のど真ん中で新生活をスタートできます。

ホテルコンシェルジュ直伝の「接客英語レッスン」

グローバルな活躍を見据え、週2回、有志で英語の授業を行っています 。海外育ちのホテルコンシェルジュから、品格ある言い回しを学べ、実践的な英会話のポイントを習得できます 。

感性を磨く「一流の食体験」

「本物の味とサービス」を知ることも修行の一環です。社長が自分たちの店とは異なるジャンルの一流店(中華料理や会員制の焼き鳥店など)へ食事に行く機会があります。 客としての感動体験を自分たちの接客にどう活かすか、実地で学ぶことができます

「世界」からお声がけいただきます。

「銀座 寿司幸本店」の名は、今や日本国内に留まりません。当店の技と感性は、フランスのシャトーや世界各国のセレブリティからも高く評価され、「ぜひここで握ってほしい」というお声が届きます。そのため、海外出張に行くこともあります。

FAQ よくある質問

年齢構成を教えてください。
≪意外と20代の方が多いです!≫ 本店では現在、約20名のスタッフが在籍しています 。構成としては、お店を支える60歳前後のベテランが4名、30代の中堅が6名、そして修行に励む20代が10名と、実は若手が最も多い活気ある職場です 。
みんな休みの日は何をやっているの?
≪自主練習に励む人もいれば、趣味を全力で楽しむ人もいます≫ HipHopアーティストのライブに行ったり 、下北沢や表参道へ服を買いに出かけたりと、オフを満喫しています。また、仲間の家に集まり焼き鳥パーティーを開いたり、交流も盛んです。
どんなお客様が来るの?
企業の会長クラスや政治家の方々、さらには海外から自家用ジェットで訪れる大富豪や著名なデザイナーまで、世界中のVIPに愛されています。また、お客様の約6〜7割は先代からの常連様であり、三代にわたって通ってくださるご家族も少なくありません。
本当に未経験でも大丈夫?
むしろ「未経験」を歓迎しています。経験がない真っ白な状態の方が、寿司幸本店の流儀を素直に吸収できると考えているからです 。調理師学校を出ている必要もなく、高卒で入社して一流に育った先輩もたくさんいます 。140年以上の歴史の中で培った「人を育てるノウハウ」があるため、一歩ずつ着実に成長できますよ。
最後に。寿司幸が思う「素敵な寿司屋」とはどんなお店ですか?
価格や格に関わらず、お客様お一人ひとりの要望に柔軟に応えようとする誠実さがあるお店です。世の中には高くて美味しいお店はたくさんありますが、それが必ずしも「いいお店」だとは考えていません。大衆的なお店であっても、忙しい中でお客様の「あれとこれを頂戴」という要望に「はいよ!」と快く応じ、さらにその仕上がりが美しい。そんなお店に出会うと、同じ職人として非常に感激しますし、素晴らしい技術を持っていると感じます。