親が仕事から帰るまで、放課後を過ごす「もう一つの家」
本山第一学童保育所 やまびこクラブ

ABOUT 会社紹介

40周年を迎える、地域の学童保育所です

やまびこクラブは、神戸市の助成金を受けて、地域と指導員、保護者で協力して運営する、地域運営の学童保育所です。というと大変そうなイメージがあるかもしれませんが、運営に参加するからこそのメリットがたくさん。夏休み等長期休みには、まるで家でお母さんお父さんが作ってくれるような、あったかい昼食や手作りおやつがあります。スキーやキャンプなど、大人も子どもも一緒になって盛り上がる季節のイベントや、警報時や避難勧告発令時の保育もあります。(コロナ禍においては、大人数で集まるイベントは自粛しながら、可能な範囲で色々と工夫して楽しんできました) 仕事を持つ親にとっては、小学校に入ると親同士の繋がりは築きにくいものですが、やまびこクラブでは、親同士の繋がりができることも大きな利点です。子どもが安心して頼れる「友だちのお母さん、お父さん」の存在は、思春期にも大きな支えになった、と話してくれる卒所家庭もあります。 そして、やまびこクラブ一番の自慢は、なんといっても指導員。勤続20年以上のベテラン指導員や元気な若手指導員が、いつも子どもたちを見守ってくれています。指導員は、保護者にとっても、子育ての悩みを相談できる頼もしい存在。親や学校の先生は知らない子どもの顔を教えてくれます。 また、夏休みなど長期休み期間になると、卒所生がアルバイト指導員として手伝いに来てくれるのも、歴史あるやまびこならでは。教育学部に学ぶ大学生の先輩と一緒に遊びながら、将来は学校の先生になりたい!なんて思う子もいるみたいですよ。 やまびこクラブでは、阪神大震災の時も、保護者と指導員、地域が協力し合うことで、学童保育を続けました。

BUSINESS 事業内容

近隣4小学校の子どもたちが放課後に通っています(本山第一・本山第三・本山南・福池)

地域運営方式(民設)の学童保育クラブです
やまびこクラブの開設は、1984年。まだ、共働き家庭では、子どもを預ける場所に悩む時代であり、当時の親たちは、力を合わせて自分たちで預けられる場所を作ったのです。 地域運営方式学童保育所は、「民設学童」とも呼ばれ、行政からの助成金を受けて、保護者が自主運営する形の学童保育所のこと。学校や児童館の「公設学童」とは違い、保護者と指導員が協力して運営しています。そんなやまびこでは、指導員は「先生」ではなく、大きなお姉さん、お兄さん的な存在。定例会議や行事や長期休みのお手伝い等で顔馴染みになる指導員と保護者は、共に子どもを見守る仲間になります。学校とも家庭とも異なる「第三の居場所」として、子どもたちにとっても、保護者にとっても、そして指導員にとっても、大切な場所であること。これが、開所当時から変わらない、地域運営方式学童保育所「やまびこクラブ」の良さです。 また、地域一体となって運営することで、長期休み期間中の食事の提供や、学級閉鎖時等の対応など、働く家庭にとって欠かせないサポートを実現しています。
やまびこの1日
◆平日 放課後〜17時、延長保育:〜19時 ◆土曜 8時半〜17時 ◆夏休み・冬休み・春休み 8時〜17時、延長保育:〜19時 子どもたちは、学校が終わると家に帰るように「ただいま〜」「あー疲れたー」「今日のおやつなに?」などと言いながらやまびこに帰ってきます。ランドセルをロッカーにしまって宿題を済ませたら、さあ自由時間。公園に遊びに行く子、本を読む子、トランプ、コマ遊び、レゴと、思い思いに過ごします。仲間や指導員とワイワイやりながら、家よりも寛いでいる子もいるぐらい(笑)。 17時に帰る子は、同じ方向に帰る子同士まとまって帰ります。17時〜19時の延長保育まで過ごす子は、保護者のお迎えで帰宅します。 夏休み等の長期休みや、音楽会や運動会の代休、警報時は、やまびこであったかい手作りのご飯を提供するので、お弁当は不要です。みんなで食べるご飯は美味しいね。おやつも、なるべく手作りのものを出せるように工夫しています。 ※感染症等の対策として、アルコール消毒・箸スプーン持参・前を向いての少人数グループごとの食事等、状況に合わせ実施しています。 ◆最近のニュース◆ やまびこは保護者、指導員さん、地域の方々が協力して、大切な子供たちを一緒に守り育てる人の集まりです。安心して子どもを預け、仕事を続けることができる環境を整えるだけでなく、家庭だけではできないさまざまな経験を通して、子どもも保護者も、「信頼できる仲間」と一緒に「生きる力」を学べる場所です。 一方、保護者運営方式のため、保護者負担軽減が継続課題であり、「やまびこに入りたいが、役員や例会など保護者負担が不安」とのお声を頂いていました。 そこで、現在やまびこでは、保護者と指導員が一体となって、保護者負担軽減についても様々な改革を進めており、ここ数年の間に大きな変化を遂げています。 世の中の変化が激しい現在、「大切にしている良さや価値観」は残しつつ、運営の面では、時短やシステム導入等、今の時代に合った合理的な運営の実現に取り組んでいます。
年間スケジュール(予定)
5月  総会・神戸市学童保育連絡会総会 7月  ファミリーキャンプ 8月  盆休み・盆踊り大会参加、住吉川川遊び 10月 新入所説明会 11月 学童っこまつり、やまびこ子どもまつり 12月 大掃除・年末年始休み 1月  雪あそび(スキー) 3月  お別れ会 4月  新入生歓迎会・父母歓送迎会 毎月:誕生日会、勤労感謝の日プレゼント作り等 ※2020年冬〜のコロナ禍においては、新型コロナウィルス感染症対策として中止・延期、または、内容を変更して実施。
長期休みは手作りご飯やおやつがあります
やまびこでは、指導員と保護者で助け合って、子どもたちに手作りのご飯やおやつを提供しています。家にいるようにあったかいご飯を食べられるしみんなで食べる楽しさもあるから、寂しい思いはさせません。指導員は、毎回工夫を凝らしてメニューを考えます。保護者も、長期休みには1日指導員に入ったり、時間のある時に買い出しを手伝ったり。「もっと野菜を入れたいね」「焼き芋はみんなに人気だったからまた作りましょう」なんてアイデアを出し合えるのも、保護者運営ならではの楽しさです。

WORK 仕事紹介

◆学童保育指導員に興味をお持ちの方へ◆

学童保育指導員の仕事って?
学童保育施設で子どもたちの遊びと生活をサポートする、学童保育指導員。「指導員」と呼ぶことが多いですが、正式には、2015年4月にスタートした国の制度で認定された「放課後児童支援員」資格を有する専門職です。有資格者のいる施設で一定以上の経験と研修を経て、未経験でも資格取得を目指すことができます。 やまびこでは、経験20年、30年のベテラン指導員(放課後児童支援員)から、20代の元気いっぱいの学生アルバイト指導員まで、子どもも保護者も信頼を寄せる指導員が活躍しています。保育や教育の勉強をしてきた人もいれば、子育てや社会経験を生かして活躍する人も。ダブルワークや、音楽や料理、スポーツが得意な人も少なくありません。 平日は交代制で勤務しますが、4月の新一年生入所時や季節のイベントや泊まり企画、夏休み等の長期休みになると、力を合わせて50人を超える大所帯を支えます。保護者が運営するやまびこでは、行事の企画運営は保護者も一緒に行うので、小さな1年生だった子が5年生、6年生になって卒所する時は、大きくなったなぁと嬉しくなって、お父さんお母さんと思い出を語り合ったり。やまびこの学童保育指導員は、こんなやりがいのあるお仕事です。
やまびこ16のヒミツ◆1〜8
1【ひとりでいけるかな】1年生は、学校とやまびこの行き来に慣れるまで、指導員が小学校と連携しお迎えに行きます。交通ルールや安全について教えながら、少しずつお迎えポイントを変えていく工夫も。子どもたちだけでも小学校からやまびこへ帰って来られるように、毎日、しっかりと見守ります。 2【ただいま】やまびこについたら、子どもたちは「ただいま!」、指導員は「おかえりー」と迎えます。やまびこでは、下の名前で呼び捨てです。家族や親戚のようですね。他の保護者からも名前で呼ばれますが、みんなで育ちを見守ろうという気持ちからなので、びっくりしないで下さいね。 3【仲間と共に】やまびこは、異なる学年が共に遊び、過ごす「異年齢集団」です。親や先生の言うことにはヘソを曲げても、憧れのお兄ちゃんお姉ちゃんの言うことなら、素直に聞いたり。4つの小学校から集まるから、小学校とは異なる繋がりもできます。保護者同士の情報交換にも役立ちますよ。 4【しゅくだい】低学年のうちは、遊ぶ前に宿題をやるのがやまびこルール。まず宿題をやる習慣がつくと好評です。自立を促すためにも高学年は本人に任せています。 5【おやつ】やまびこでは、指導員こだわりの手作りおやつを出しています。お腹に溜まるものをと、から揚げや、チヂミが出る時も。上級生につられて1年生でもびっくりするほど食べますよ。 6【やきいも】焚き火での焼き芋、釣り、飯盒炊さんに、段ボール箱でゲーム作り。家族だけではできない遊び方をみんなでするから楽しいね。 7【おやこハイキング】冬でも毎日公園で遊ぶやまびこ。裏山の「保久良神社」にもよくハイキングにいきます。もう少し上まで、がんばってのぼると、横池に到着。低学年憧れの高学年登山では、六甲山を経て有馬温泉まで、6時間かけて踏破しますよ。 8【ちーむりーだー】やまびこには異学年混合の縦のチームで生活グループを作ります。1年生には、グループの高学年のお兄ちゃん、お姉ちゃんがいろいろ教えてくれます。毎年、グループの名前は1年生の意見できまります。学年が上がるごとに、副班長、班長、そしてリーダー。役割ごとに、自覚を促す仕組みになっています。
9〜13
9【1年生のために】やまびこに早く慣れて楽しんでほしいから。毎年、1年生のために、指導員と2年生が考える企画が、7月の夕涼みお泊まり会。まだまだ1年生に毛が生えた程度の2年生も、夕涼みお泊まり会を自分たちで考えることで、ぐんとお兄ちゃんお姉ちゃんになるんです。やまびこの行事には、こんなふうに、子どもも、そして保護者も、共に成長できる仕掛けが、たくさんあります。 10【ちびっこギャング】やまびこでは、日々の保護者との個別連絡ノートとは別に、毎月の保育便り「ちびっこギャング」が発行されます。指導員さんが、学年ごとに、ひとりひとりの名前や言葉を入れて日々の気づきや成長を伝えてくれる「ちびっこギャング」。毎月の例会では、「ちびっこギャング」を手に指導員さんが嬉しそうに子どもたちの様子を伝えくれ、我が子以外の様子にも笑ったり、心配したりと、あったかい気持ちになります。こんな丁寧さが、大きな家族のようなやさしい気持ちを育んでくれるんですね。 11【自分のことは自分で】「お茶ちょうだーい」「これしてー」とお願いしがちな子供たち。やまびこでは、「じぶんでできることはじぶんで」が基本。自分でできるようになるように見守ります。(大人がやる方が早いんですけどね。)下の学年の子がしっかりやれている姿を見て、変わったり、同学年の子を見て、変わったり。やまびこでは夏休みはトイレ掃除も自分たちでしますよ! 12【むかしあそび】やまびこには、テレビもゲームもありません。昔ながらの遊びをみんなでします。けんだま、コマまわし、おてだま、あやとり、百人一首、おりがみ、 将棋、かるた、トランプ。上手な上級生を見てかっこいいと憧れ、下級生には教えてあげる。慕い慕われる素直な心も自然に身に付きます。 13【はなしあい】じぶんの気持ちを伝えることは必要なこと。やまびこはすぐにはケンカをとめません。でも一人対複数はよくないので、同数になるように工夫するなど指導員が配慮します。「“やめて!”だけじゃわからないよ、何で嫌なの?どうしてほしいの?」。じっくり話を聞いて、寄り添います。
14〜16
14【おでかけ】やまびこでは、高学年になると、学年ごとに「冒険旅行」なるものに出かけます。行き先から交通手段、費用など、すべて子供たちで話し合い、実行するこの企画。話合いを見守るのは指導員。当日の引率は、その学年の保護者で行ける人が行くという、連携プレー。子ども、指導員、保護者の信頼関係があってこそのやまびこの名物旅行です。 15【がくほれん】やまびこも参加しているがくほれん。正式には、「神戸市学童保育連絡協議会」といいます。毎月の保育料の他に、神戸市からの助成金で運営している地域運営方式学童保育所であるやまびこは、在籍学童が通う小学校の校長先生など地域の方々に加え、同じ運営方式の他学童とも連携しています。「がくほれん」では、指導員研修等、指導員の横の繋がりも。毎年秋には、全国の学童保育所が集う「全国研」も開催されます。 16【5年生のために】やまびこの卒所は、5年生。3月、卒所する5年生へのお礼の気持ちを込めて、4年生がお別れ会を企画します。4年生にもなると、塾や習い事で全員が集まるのはなかなか難しいのですが、指導員と保護者も影ながら支え合って、工夫を凝らします。(6年生になっても楽しく通所できます。やまびこが楽しくて、卒業式後、3月31日まで顔を出す6年生も)

INTERVIEW インタビュー

指導員・保護者に聞きました
学童保育指導員の1日って?【指導員より】
平日は、13時~指導員ミーティングを行ってその日の予定や、最近の子どもたちの様子などを共有しています。子どもたちは、低学年から順番に、14時半過ぎから下校して来ます。「ただいま!」と飛び込んで来るので、「おかえり!」と迎えます。なかなか宿題をやろうとしない子、早く外に遊びに行きたい子、早くおやつを食べたい子、いろんな子どもがいますが、子どもたちの気持ちを汲み取りながら、みんなが楽しく過ごせるように工夫しています。 お出かけや、飯盒炊さん練習など、外でのイベントでは、子どもたちと一緒に真っ黒になって走り回っていますよ。
【保護者パパより】
うちは3人兄弟ですが、現在高校生の上の子が1年生の時からお世話になっています。今は一番下の子が5年生。夫婦共に帰りも遅く、実家も遠方なので、やまびこクラブなしでは、仕事を続けることはできなかったと思います。 テント泊でのキャンプなど、家族だけではできない体験をさせることができるのもやまびこの良さです。おかげで、高校生の長女は、今でもやまびこで一緒に過ごした仲間とは仲が良く、夏休みなどには、みんなで手伝いに来るようです。僕自身、地元での付き合いはなかったのですが、地元のパパやママとも繋がりが出来ました。
【保護者ママより】
1年生の時、子どもが学校や学童クラブに慣れるまでは、親子共に不安でいっぱいだったのですが、指導員さんに話を聞いてもらったり、アドバイスを貰ったり。先輩パパママとの繋がりも出来るので、「うちも1年生の時はそうだったよ」と言って貰えたりすると、ほっとしました。 仕事をしていると、小学校ではなかなか親同士が親しくなるきっかけがないので、やまびこクラブのおかげで、助け合えるママパパ仲間が出来たことに感謝しています。 児童館等とは違って、学級閉鎖や警報時にも開所してくれるので、本当に助かっています。
【低学年の保護者より】
新型コロナウィルスの流行で、大人も子どもも制約のある中での小学校入学。私たちの時は入学後すぐに休校だったので新しいクラスのお友達ともなかなか馴染めない状況だったのですが、やまびこは普段通り開所してくれたので助かりました。楽しみにしていた行事の延期が続いているのは残念ですが、そんな中でも、少しでもみんなで遊べる企画を工夫してくれるので、コロナ禍でも毎日楽しく通ってくれて安心です。
仕事が忙しく役員などの仕事ができるか不安です
土日休みではない職種や、不規則な勤務体系の方、早朝や夜遅くまでお仕事の方など、やまびこは、さまざまな仕事を持つ保護者の集まりです。お互いに忙しい事情はよくわかるので、助け合えばきっと大丈夫です。また、保護者の負担を減らしていこうと、ここ1、2年は、オンライン併用例会や出欠のオンライン管理など、運営業務の効率化も進めています。

BENEFITS 福利厚生

放課後児童支援員資格取得補助

定められた勤務年数を経た方には、2015年に新設された厚生労働省認可の「放課後児童支援員」資格取得を支援します。 ※資格取得後は、経験年数に応じた手当を支給 ※幼稚園教諭・保育士・教員免許等保持者は、さらに優遇有

長期休み期間中は昼食&おやつ付き

小学校の長期休み期間中は、子どもたちと一緒に昼食を食べます。調理補助やおやつ作りも、みんなで協力し合ってやっています。

FAQ よくある質問

勤務可能日がバラバラです。都合に合わせて勤務できますか?
子どもたちも安心できるので、連続して週4日以上勤務して頂ければ有り難いですが、ご都合に応じてシフト調整可能です。シフトに関しては、面接時にご相談ください。
家庭の都合で平日17時までの勤務希望です
希望時間に合わせてシフトを作成しますので、ご相談ください。 扶養控除内で勤務しているスタッフもいます。
保育や教育関連の資格がありませんが大丈夫ですか?
「子どもと接することが好き」「子どもたちの成長を見守りたい」という気持ちをお持ちの方なら、大丈夫です。