食べる幸せを、一途に、まじめに。
辻兼食品工業株式会社

ABOUT 会社紹介

私たちにしかつくれない、味があります。

きめ細やかな肌と、それに負けないなめらかな食感。 辻兼食品工業のとうふには、こだわりのおいしさがずっしりと詰まっています。 ひとくち食べるとわかるその違いは、業界でも大変めずらしい“低温豆乳熟成製法”でつくられているから。特殊な煮釜でていねいにつくられた豆乳を、急速冷却してから再び時間をかけて蒸しあげることにより、他にはないまろやかなとうふが生まれます。 ひと手間も、ふた手間もかかるこの製法を、長年に渡って守り続けてきたのは、ひとえに、地域の方々へおいしいものを届けたいという想いから。 私たちが手掛ける“いずみの里”ブランドは、岐阜、愛知を中心とした大手スーパーを中心に流通し、指名買いしてくださるファンが大勢いてくださいます。 これからも、自信をもってお客さまに食べていただける商品を提供していけるように。創業120余年の歴史に慢心することなく、まだまだ進化し続けます。 辻兼食品工業の価値を、ともに高めていってくださる仲間を歓迎します。

BUSINESS 事業内容

地元の老舗食品メーカーとして、製造、仕入れ、販売まで多岐に渡って対応!地域の食品業界全体を元気にする事業を展開しています。(岐阜県HACCP認証)

とうふ、寒天デザートの製造、販売
東海地区の大手スーパーを中心に、安定したお取引を頂戴しています。原料の大豆は、岐阜県産を中心に、全国から選りすぐったブランド大豆を調達し、1年通して安定供給ができる生産体制を築いています。日本三大清流に数えられる長良川の伏流水を仕込みから使い、低温豆乳熟成製法でじっくり製造。みなさまに安心しておいしく食べていただけるように、大豆の味を最大限に引き出す本にがりを使用し、消泡剤・乳化剤無添加にこだわっています。主力商品の「田舎とうふ」をはじめ、つじかねのとうふだから買いたいと言っていただけるブランド価値を確立しています。寒天類は、コーヒー、にっき、各種フルーツなどバラエティ豊かなフレーバーを展開。身近でおいしい健康的な食品として、親しい間柄への差し入れにもご利用いただいています。
こんにゃく、かくふなどの仕入れ、生産技術の提供、販売
創業当時より社業としてきたこんにゃくは、提携会社に生産技術の提供を行い、今も自社ブランドとして販売しています。また、自社商品以外にも、歴史の中で築いてきた地域とのつながりを活かして、地元の同業他社より商品の仕入れも行っています。豆乳ドーナツや、変わり種のおとうふなど、豊富なラインナップが揃います。仕入れた商品は、自社製品と共に取引先へご提案し、売り場の充実を通して多くの方に手にしていただく機会を増やして、業界全体の活性化にも貢献しています。
食品問屋、卸業者、総菜メーカーへの供給
当社の商品は一般販売以外に、食品問屋や卸業者を通して保育園や病院、飲食店でも提供されています。また、とある有名料理店からは「こだわりのおとうふを探していた」と当社に直接お電話をいただき、メニューに欠かせない素材として選ばれています。 その他にも、卯の花や白和えなどの原料として供給しており、ごひいきいただいております。
その他情報
<主な取引先> 食品問屋、卸業者、大手スーパーマーケット、地元小売業、コーペラティブ・チェーン、飲食店、病院関係など <地域貢献活動> 地元小学校の工場見学会や親子とうふ作り教室など、地域の食育推進に貢献しています。活動に参加されたお子さんが、スーパーで親御さんに当社のとうふをオススメしてくれているシーンを目にする機会もあり、私たちにとっても大きなやりがいに繋がっています。

WORK 仕事紹介

自身の担当領域に限らず、部署間を超えて連携しながらより良い商品づくりを実現しています。

食を通して地域を元気にする企画営業
岐阜県、愛知県の食品問屋、卸売業者、大手スーパーへ自社商品の提案を行います。また、地域の同業他社より商品を仕入れ、店舗の売り場企画も行います。各方面とのあつい信頼関係のもと、自由な発想で営業活動が可能です。単に物を売る仕事ではなく、自分が旗振り役となって地域の業界全体を元気にしていく、他にはないやりがいを感じられます。
創業120年の技術とノウハウが詰まったとうふと寒天の製造
とうふは5~6名、寒天は2~3名の体制で製造しています。当社のとうふができあがるまでにかかる時間は、約24時間。1日あたり約7500丁ほどの量を製造します。同じ味を安定してつくるには、原材料の状態、気温や湿度など、あらゆるパターンを知り尽くした対応が必要。商品が出来上がるまでには、人の手による熟練の技がいくつも活かされています。製造の奥深さを追求し、知識と技術を深めていくやりがいを感じられます。
配送および倉庫内の商品仕分け
とうふや寒天、こんにゃくなどの商品を、冷蔵トラック(2t)に載せて取引先へ届けます。あわせて、倉庫内で商品を揃える仕分け作業(ピッキング)も担当していただきます。 配達が無い時間帯は、工場内の作業をお願いすることもあります。これまでの経験で得た技術や得意分野があれば、スキルを活かせる仕事もぜひお願いしたいと考えています。幅広い経験を積みながら、飽きのこない働き方ができます。

INTERVIEW インタビュー

代表取締役:黒田真司(左)/経営企画:黒田浩太郎(右)
【代表:黒田真司】創業120年の、歴史と決意。
1904年、当社の歴史はこんにゃく製造からはじまりました。こんにゃくは当時、今のような通年商品ではなく、原材料の収穫時期にだけ食べられる冬のごちそうとして人気を博していました。積極的な営業活動もあって好調に売上げを伸ばしていた中、1937年より夏季商品として始めたアイスキャンデーとの二毛作経営が成功し、事業はさらに成長を遂げました。当時より関係が始まった取引先各社とは、今も変わらず深いお付合いをさせていただいています。現在の主力事業であるとうふの製造に転換していったのは、昭和が終わる直前の1988年頃から。時流に乗った次なる戦略を模索していた中、バイヤーの助言もあって、需要が高まっていたとうふへの挑戦を決めました。 新事業を始めてしばらくの間、まずは軌道に乗せるために、とにかく生産量を追い求める日々が続きました。その後、試行錯誤を重ねて完成した初代の田舎とうふの認知度が少しずつ上がりはじめていた矢先、社内を揺るがすできごとが起きました。 「お宅のとうふが不味くなった」 ある日、懇意にしていただいていた取引先のビルオーナーさまからお呼び出しを受け、そんなお言葉をいただいたのです。とうふは本来、気温や湿度、大豆の状態など、コンディションがほんの少し違うだけで、仕上がりに大きく差がでてしまう商品です。しかし、量を追い求めるあまり質の担保が疎かになり、いつしか当社は味が安定しないとうふを世の中に送り出してしまっていたのでした。
変革によって辿り着いた、つじかねの強み。
このままではいけない。“地域の方々においしいものを提供したい”という、私たちの志と逆行してしまう。このできごとをきっかけに、当社は大きく方向転換しました。価格で選ばれるのではなく、目指すのは、味と質で勝負できるとうふ。松竹梅の“松”ランクだと胸を張っていえるような商品を目指して、莫大な資金を投入して設備と製法を一新しました。それが、今に続く低温豆乳熟成製法のはじまりです。 今振り返っても、よく決断できたなと思えるほどの投資でしたが、みんなで頑張れば必ず事態は好転すると信じて、とにかく全員でひたむきに、おいしいとうふづくりに向き合いました。ありがたいことに、信頼関係を築いていた取引先にも商品価値を理解いただき、生まれ変わったつじかねのとうふの名は、着実に知られていきました。 今の商品は、転機となったお言葉をいただいたビルオーナーさまにも、自信を持っておすすめできる出来栄えだと自負しています。その証として、多くの取引先から「つじかねさんの豆腐はおいしい」とお褒めいただける機会に溢れており、さらには召し上がっていただいたお客さまからも当社に直接感想を伝えてくださるお電話が続々と寄せられています。 こうした嬉しいファンの声は、私たちがプライドを持って商品づくりができる源となり、より一層の品質向上へと繋がっています。
【経営企画:黒田浩太郎】私たちだからできることを、これからも。
近年ではライフスタイルの多様化によって、“個食”や“孤食”といった現象も耳にするようになりました。とうふにおいても、少量の小分けパックなど、一人前用の商品が多数発売されています。それらは確かに、時代のニーズに沿っていると言えるかもしれません。しかし、私たちがもっと大切にしたいのは、“みんなで食べる”楽しさを通して感じる“心の豊かさ”の提供。例え食べるときはひとりでも、これまで一緒に食卓を囲んだ家族や友人の顔が浮かび、「あの人にも食べさせてあげたいな」「あのときのご飯楽しかったな」「また一緒に食べたいな」というように、大事な人へ想いを馳せながら、おいしさを分かち合うことができる商品づくりを目指しています。 私がそうした思いに至ったのは、自身も子どもの頃から食べることが大好きだから。当社の事業を通じて、“食”がもたらす幸せを最大化したいと考えています。その方針は、自社の商品づくりだけではなく、地域活動においても同じです。当社では20年ほど前から地域の小学校と連携して工場見学会を実施しており、最近は新たに親子とうふ作り教室を開催するなど、食育の推進に貢献しています。「イベント参加をきっかけに、とうふが好きになった」といった、直筆の嬉しい手紙もたくさんいただいています。寄せられた言葉はどれも、私たちの宝物。全社員が目にできる工場内の食堂に、大切に飾っています。
食に携わるからこそ、健康に働き続けられる環境づくりを大切に。
今後も、自社らしさを発揮した商品やサービスを通して、お客さまの期待にお応えしていきます。これまでは私も一緒に現場主体で取り組んできましたが、より一層の高みを目指して、これからは経営層の一員としてビジョンの実現に力を尽くしていくつもりです。安心して現場を託せるよう、思いに共感してくださる方に来てもらえると嬉しい限りです。 会社は、人生の中で“第二の家”ともいえる長い時間を過ごす場所ですので、安心して働けるように環境づくりへの投資は惜しみません。直近数年間は、その土台を整えるために、一部生じていた属人化の解消に向けて人員配置を見直し、業務標準化に努めました。お互いにフォローし合える体制を構築できたことで、有給の取得率も大幅に向上しています。次に検討しているのは、ワークライフバランスを大切にできるフレキシブルな働き方の実現。例えば、子どもの運動会に参加して終わり次第出社する、通院のために一時中抜けするなど、勤務時間の縛りを無くして臨機応変に働ける体制を構築したいと考えています。 在籍中の社員もベテラン勢が増え、年齢層も年々あがってきてはおりますが、全員がいつまでも元気に働ける会社であり続けることも、経営層として実現したいことのひとつ。 “食”に携わる会社として、健康維持管理をより推進していけるように、健康に関する目安を設けて表彰や報奨金制度などもつくりたいなと計画中です。
~新しい仲間へのメッセージ~
【代表:黒田真司】 少子高齢化に伴い、健康志向が高まり続ける中、“健康×おいしさ×安全性”を兼ね備えた当社のとうふや寒天は、まさに世の中に必要とされている商品です。時代が変わり、人が変わっても、120年の歴史で当社が大切にしてきた商品づくりへの想い、お客さまや地域への誠実な姿勢は変わることはありません。これからも安心しておいしく食べてもらえる商品をつくり続けるためにも、次世代を担う存在を歓迎します。 「ありがとう」「おいしいね」私自身も、いち営業として活動する中で、取引先、ご購入者さま、職場見学に来た子どもたち…これまで、様々な方から数えきれないほどの言葉をかけていただきました。自分たちが思いを込めてつくった商品を喜んでいただけることは、何よりも幸せな瞬間です。この楽しさを、新しい仲間とも一緒に分ちあえると嬉しいです。 【経営企画:黒田浩太郎】 とうふのように、毎日の生活を当たり前に送る上で欠かせない日配品は、もはや社会インフラに近い価値があり、私たちの仕事もエッセンシャルワーカー(生活必須職従事者)と言える存在だと自負しています。おいしい商品をつくって、地域や社会に貢献する。当社で働くことは、自分自身にも、世の中にとっても良いことづくしです。 そんな当社の仲間たちは、みなさんキラリと光る個性があり、人として魅力的な方ばかり。各自が培ってきた得意分野で存分に力を発揮し、それらがあわさることで相乗効果に繋がっています。さらなる前進に向けて、これからも様々なタイプの方々をお迎えしたいと考えています。一人ひとりの志向や希望を踏まえて、それぞれにあった活躍の場をどんどん提供していきます。取り組んでみたいこと、改善したいことなどあれば、何でも遠慮なく発言してください。これからの辻兼食品工業を、共につくりあげていきましょう。

BENEFITS 福利厚生

社員割引あり

自社商品を、社員価格でお安く購入できます。冬のお鍋シーズンには一部品切れになってしまうことも。人気商品ははやめにお申し込みを!

食事補助あり

昼食用に、会社で注文する仕出し弁当を利用可能です。費用補助あり。

フリードリンクあり

食堂の給茶機(緑茶、ほうじ茶、コーヒー、スポーツドリンク)を無料で利用可能です。

FAQ よくある質問

求める人物像は?
当社では、関わる仕事の範囲に縛りはありません。まずは担当する仕事でスペシャリストを目指してもらいますが、担当分野以外にもできることを広げながら、幅広く携わっていただきます。代表も自ら現場で営業や配送を行いますし、役員も製造やパッケージの印字などを行っています。ある配送の社員は、前職経験を活かして、空いた時間に設備の修理も担当しています。型にはまらず、いろいろ挑戦してみたいという方なら、スキルアップの機会に溢れた環境で、より楽しみながら成長を目指せます。会社全体をもっと良くしていけるように、主体者として一緒に奔走してくれる方を歓迎します!
入社後の教育体制は?
先輩とのOJT教育で、実作業を通して覚えていってもらいます。まずは分担した作業に携わりひとつずつ理解を深め、担当できる範囲を広げながら1~2年ほどかけて一通りの実務ができる状態を目指します。得手不得手は誰でもあるので、一人ひとりの習熟度にあわせて、自信が持てるようになるまでしっかりフォローします。いずれの職種も、異業界や未経験から入社して活躍している方も大勢います。
働きやすさへの取り組みは?
新はつらつ職場づくり宣言登録事業場として、有給取得の推進や、健康づくりを応援できる体制構築に努めています。人員配置の見直しや、フレキシブルな勤務形態の導入など、現在も徐々に改善がすすんでいます。また、男女、年齢問わず多様な方が在籍していますので、一人ひとりが自身の能力を活かせるように、誰もが働きやすい作業環境を整えることも、積極的に取り組んでいることのひとつ。例えば製造工程で、力が伴う原料投入などの作業においては、体への負担を減らせるように機械や設備を導入して改善しました。今後も、すべての従業員が長期的に安心して働ける環境づくりに努めていくので、希望があればどんな小さなことでも遠慮なく教えてください。ちなみに製造の15名中2名は女性。セカンドキャリアとして入社してくださった50代の女性も活躍しています。
評価制度は?
日々の勤務状況と、半期に一度の面談を通して定量的、定性的に評価をしています。年齢や社歴に関係なく、能力を発揮できる環境づくりに努めていますので、若手のうちから中核の存在として活躍している社員もいます。
新商品の展開予定は?
あります!現在、構想中のものは、とうふに加工を施して調理の手間を省いた商品。食卓の選択肢が増えるような新商品を検討しています。また、地域の伝統的な食文化に焦点をあてて、当社のテイストとあわせ、古さの中に新しさがある新感覚の商品も形にできたらと考えています。寒天商品では県産品ブラッシュアップ事業に参画し、新たなデザインやパッケージを考案中。ちょっとした贈り物などに気軽に手渡せるような、個包装でデザイン性の高い商品をつくれたら、より広い利用シーンで当社の商品を選んでいただけるようになります。いずれも、当社のコンセプトに沿っていれば、展開の余地は大いにあります。一緒に楽しく次に続く新たな価値をつくっていきましょう。