「2035年までに8000人」を目指すプロジェクト
浪江町役場

ABOUT 会社紹介

移住者の心がわかる、浪江町の地域おこし

福島県浪江町では「地域おこし協力隊」を募集しています。 地域おこし協力隊は、人口減少や少子化等の進行や著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、地域力の維持・強化を図る取り組みです。 現在の浪江町の居住人口は約2,200人と着実に増えていますが、震災前の人口21,000人の10分の1にとどまっています。この人口減を解消し、「2035年までに8000人」にまで増やすことを町全体の目標として掲げています。 浪江町は2011年の東日本大震災及び原発事故の影響で、全町民が一度、町から避難せざるを得ませんでした。町民自身が「生まれ育った場所から移動すること」の大変さを知っているからこそ、移住者の心がわかりますし、町全体で移住者を受け入れる環境が整えられています。 今後の移住者の増加および定着を図るため、まずは地域おこし協力隊の方々を快くお迎えいたします。

BUSINESS 事業内容

地域おこし協力隊
「2035年までに8000人」 町の計画として、まず人口8000人規模までの回復を目指しており、さまざまなプロジェクトが進行中です。 代表的なプロジェクトの1つめが、水素の利活用。福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)という国内最大級の水素工場があり、水素に関する文化、この地域自体の発展への寄与を期待しています。 2つめは、隈研吾氏が中心となって進行している、「浪江町駅周辺グランドデザイン」。これにより、町全体のイメージが大きく変貌し、「夢と希望があふれ 住んでいたいまち 住んでみたいまち」の実現に向けて取り組んでいます。 3つめが、福島国際研究教育機構 (F-REI=エフレイ)。「創造的復興の中核拠点」として期待される施設の本部が、浪江町に開設。さまざまな研究に取り組む方々の移住を見込んでいます。 地域おこし協力隊では、これらのトピックスと連動しながら福島県および浪江町を広くアピールし、「2035年までに8000人」という計画に向けた移住・定住促進を図ります。 <画像提供>東芝エネルギーシステムズ㈱

WORK 仕事紹介

課題解決型の地域おこし協力隊
【なみえプロモーション課】 浪江町の喫緊の課題は、まずは居住者が少ないこと。その課題解決のためには、町を広く周知し、域外からの流入人口を幅広く呼び込むことが必要と考えています。 そこで、町の魅力≒“なみえらしさ“を一緒に見つける、創る、広める地域おこし協力隊を【なみえプロモーション課】として設定。 隊員各自の考えた、町を盛り上げる企画・活動を行っていただき、町の復興にお力添えをしていただきたいと思っています。 【具体的には】 ・SNSを活用した情報発信 ・自然を活かしたアクティビティづくり ・まちのにぎわい作り ・まちの暮らしが見える環境づくり…など SNS発信やイベント開催・運営など、ご自身が得意なジャンルで活躍してください。 フリーミッションのような形で、各自が持ち寄った課題や、ご自身がやりたいと思うことを実行していただく形です。 「“なみえらしさ“を一緒に見つける、創る、広める」というテーマに合致すれば、町として全面的にフォローしていきますし、町の情報発信とリンクさせていきます。
スタディツアー対応のフィールドパートナー
【産業振興課】 世界で唯一、震災と原発事故の複合災害を経験した福島でしか得られない、新しい学びのスタイル。 これを提供するために推進しているのが、福島県および公益財団法人福島県観光物産交流協会が協業する「福島ホープツーリズム」など、町内外でのさまざまなスタディツアー。 ここでの参加者の学びを広げ深めるための総合案内人である、「フィールドパートナー」の担当をお任せします。 <具体的には> ・スタディツアー、観光コンテンツでの総合案内人としての対応 ・客観的・中立的立場からの情報伝達(SNS発信、ワークショップなど) ・参加者の学びのファシリテート(促進) ・地域の状況を確かめていくフィールドワーク ・浪江町を視察される方に対する現地ガイド(対応マニュアルによる) ・研修プログラム、大学との連携による実習受け入れ 等
古民家キャンプ場の運営・管理、観光事業の企画・立案
【産業振興課】 令和5年度にオープンした、古民家×キャンプ場「TATSUNO BASE」。 1日2組程度までのキャンプ受け入れ、最大50人程度までのバーベキューの受け入れ等を行っている当キャンプ場で、管理・運営などをお任せします。 当キャンプ場は、令和6年度中に民泊事業も開始する見込みです。 <具体的には> ・キャンプ場の管理・運営 ・新規アクティビティの開発 ・キャンプ場を含む観光情報のSNS発信 上記のキャンプ場での勤務のほか、 ・道の駅なみえでのイベント支援 ・福島県内外での観光PR支援 などをご担当ください。

INTERVIEW インタビュー

古山 宏明/入隊2年目・40代/福島県内(伊達市)から移住
地域おこし協力隊に参加した経緯は?
もともとホテルや旅館のフロントだったり、直近で言うとブライダルプランナーをしていました。ですので、住民の方とお話しするのは得意ジャンルなんですよね。人が集まることであったりとか、人と接することが好きなんです。 家族の事情とコロナ禍が重なって(県内での)移住を決めた時に、ちょうどなみえプロモーション課の募集がありました。ちょっと振り出しに戻る感じかなと考えたときに、ここで3年間、地域の方と仕事しながら自分を見つめ直すような時間もいいかなということで、応募しました。
地域おこし協力隊として、目指すところは?
居住者の方には、ご年配の方が多いですね。その一方で、移住者の方も多い町ではあるので、そこをまずつなげようかなと考えています。移住者の方には、もともとの伝統文化などを知りたいという方も結構いらっしゃるので、じゃあ私がちょっとそこに入っていって、つなげようかなという形です。 例えば居住者の方々の中にはサロン活動されている方もいるので、私がお邪魔させていただくなどの機会があります。そこで一緒に体操などをしながら、「こういうイベントあるので、ぜひ来てください。私もいます」みたいな形でご案内して、そこで移住者の方と触れ合っていただくチャンスを設けています。 こうした取り組みは細かなことですが、目指すところとしては大事な部分だと思います。私ができること、やれること、そしてやりたいことを詰め込んで、それが地域のためになればいいなと考えています。
ご自身の取り組みについて教えてください。
昨年の例で言うと、伝統文化の発信を積極的におこなっています。 浪江町には、「大堀相馬焼」という伝統工芸品があります。実際に窯元さんのところに私が伺って、その作品やギャラリーを自分のSNSで発信させていただいたりしています。イベントなどがあれば出向いて、品物を購入されたお客様にヒアリングをさせていただき、SNS発信だけでなく、窯元さんに直接お伝えしたりもしました。 もともと浪江町は神楽とか田植え踊りなどの伝統文化も盛んなので、その担い手になりたいと思い、その保存会に入りました。町のイベントとかで踊らせていただいたこともありますよ。 あと、自分自身の活動で言うと、オンラインで英語を改めて学ばせていただいて、英語指導免許(認定者)を取りました。実際、今年4月から地元の小学校で英会話教室を担当させていただいています。
あなたにとって浪江町はどんな街ですか?
浪江町は、海、山、川がある町で温暖な気候の町です。 温暖な気候から出てくる雰囲気だと思いますが、居住者が観光客に対してウェルカムな気持ちで迎えてくれるので、そこが浪江らしさだと思います。 休日は町内イベントが開催していれば、顔を出して情報SNS発信したり、研修で知り合った他の市町村で開催しているイベントに行き、交流もしています。 最近だと、双葉・大熊ランというイベントに参加し10キロを走りましたが、走ったことよりもイベントに参加した方との交流ができ、近隣の方々とも知り合える貴重な機会でもあります。 浪江町地域おこし協力隊に入隊し、さまざまな方々とお会いする機会があって、浪江町で過ごす時間は自己成長でき、歴史と風土を学べ、本当にお金以上の幸福というか楽しい貴重な時間ですね。浪江町に移住したらぜひ民俗芸能や歴史を学んでほしいです。 私自身の役割として、まず何か浪江町のきっかけになればいいかなという形でSNS発信していたりするので、そういう情報をきっかけにファンになってもらえればいいかなという感じです。 伝統文化や工芸品もありますし、なみえ焼そばなどのフードも美味しい場所です。いろんなことが楽しい場所なので、多くの方とここで一緒に働きたいですね。

BENEFITS 福利厚生

住宅支援について

地域おこし協力隊として入隊いただいた方は、町が用意した住居に入居していただくことが可能で、家賃も町が負担いたします。また、10万円を上限として、引越しに関する費用も町が負担します。 上記のほか、浪江町への移住の際には、行政側からの支援制度があります。詳しくは面接時などにご相談ください。

遠隔地からの応募について

福島の復興、あるいは浪江町の地域おこしやプロモーションに興味をお持ちの方を、広く募集しています。 遠方からのご応募にも柔軟に対応しますので、少しでも仕事内容が気になる方はお気軽にお問い合わせください!

研修について

入隊後は、まず役場の方で初任者研修を受講いただきます。 その後は基本的にフリーミッションとして活動していただきますが、福島県や国が行っている地域おこし協力隊の研修などに参加いただくことが可能ですので、積極的に活用してください。

FAQ よくある質問

県外からの移住者は在籍していますか?
現状、【なみえプロモーション課】で活躍いただいているのは3名で、男女比は2:1。このうち、男性のひとりが神奈川から、女性が東京からの移住者です。 移住者交流会を年2回開催しているほか、移住に関するさまざまな補助制度も充実させていくなど、引き続き地域おこし協力隊を活性化させていくため、積極的に県外在住者の採用を進めていく方針です。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
任期満了後は、どのような活動が求められますか?
おおむね1年以上、3年以内の任期満了後も、浪江町に定住していただくことを理想としています。また、まちの課題を解決するためにご自身で課題の研究や解決方法を研究し、地元企業などとの協力を得てビジネスとして成立(起業もしくは就労など)してもらうことをゴールとして意識しています。 過去には、浪江町役場の職員や、浪江町の企業に就労された方がいらっしゃいます。 起業という面では、将来的に「こういう事業を浪江町で立ち上げたい。そのための3年間の準備期間」として、自分なりの課題を持っていただければ幸いです。 任期終了日前1年または任期終了日から1年以内に起業する場合は、起業に要する費用の補助制度(上限100万円)があります。
どのような想いで応募される方が多いのでしょうか?
「復興はまだ終わっていない」という想いをもって、地域おこしに興味を持っていただく方もいます。 また、移住フェアに参加いただいたのがきっかけで、浪江町に関心を持っていただいた方もいます。

RECRUIT 求人情報

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