美味しさを届け続けて80年。さらにその先の未来を南相馬から。
株式会社菅野漬物食品

ABOUT 会社紹介

食品メーカーとして、「南相馬の光」となるような企業へ

当社は福島県南相馬市の地で80年以上の歴史を持ち、昔ながらの「お漬物」を製造販売しています。 スーパーや一般小売店で販売している「タマゴヤ」ブランドと、直売所・オンラインショップなどで取り扱う「香の蔵」ブランドを展開し、一人ひとりのお客様に「感動される商品」をお届けしています。 さて、ここまでの情報では、ともすると保守的なイメージを持たれるかもしれません。 ですが実際には、私たちの会社にはとても進歩的な社風にあふれています。 それは、南相馬という土地、そして「今」という時代に要因の一つがあります。福島や南相馬市は一度ゼロにリセットされた後、最先端の産業が集まるなど、今や新しいまちづくりが確実に進んでいます。 当社は直接的にまちづくりを行う企業ではありませんが、食品産業という方向から地域の支えになっていきたいという、強い想いがあります。 目指すは、「南相馬の光」になるような企業となること。 決して簡単な目標ではありませんが、日常生活を美味しく彩る食品の観点からこの目標を目指すことは、とても有意義なものであるはずです。福島や南相馬のイメージをポジティブなものに変えていくこと、そして80年のその先、100年企業へ歩んでいくことが、私たちの目標です。

BUSINESS 事業内容

■「タマゴヤ」ブランドと、「香の蔵」ブランド
菅野漬物食品は、昭和15年創業の漬物製造販売会社で、味噌漬けを中心に自社工場で漬物を製造・販売してきました。創業以前から南相馬の地で先祖代々商いをしており、卵を扱っていた時期もあったことから、「タマゴヤ」の愛称で地元の方々に親しまれてきました。 現在、その愛称を用いた「タマゴヤ」ブランドとして、乳酸発酵させたきゅうりの漬物をメインに、スーパーや一般小売店向けに販売。東北・関東地域のお客様を中心に愛されており、今後は全国展開も視野に入れています。 一方、他社には真似できないような、漬物に関するノウハウを活かし、豆腐・クリームチーズ・あん肝のみそ漬等、多彩な商品を生み出しています。これらを取り扱っているのが、みそ漬処「香の蔵」ブランドの商品。当社の直売所およびオンラインショップから、お客様に驚きと感動をお届けしています。
「タマゴヤ」ブランドの商品:「相馬きゅうり漬」
昔ながらの日本で食べられてきた胡瓜(ブルーム胡瓜)を使用し、 弊社独自の乳酸発酵漬け込みを手間暇かけて行い、 胡瓜本来の嫌味・胡瓜の臭みを取り除き、おいしく旨味を引き出しました。 更に美味しくするため本醸造醤油でじっくりと漬け込み、 紫蘇の香りを加えてきゅうりの美味しさを引き出しています。
「香の蔵」ブランドの商品:「蔵醍醐 クリームチーズのみそ漬」
みそ漬処「香の蔵」では、古くから食されているチーズと日本の食文化の代表である発酵食品のみそを融合し、今までにない、クリームチーズのみそ漬に仕上げました。 そのまま、日本酒やワインのおつまみに、サラダのトッピングにクラッカーやパンとともに等、想像次第で食べ方は無限大です。
■食品衛生管理について
■安全で衛生的な環境づくり 弊社では5S活動(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)による整理整頓、見える化に従業員全員で取り組み、工場内のよりよい作業環境を目指すことで安心、安全な製品づくりに努めております。 また毎月5Sチェックを実施し、改善された作業環境が維持できるよう、従業員への5Sや働きやすい職場づくりの意識づけを行い、さらなる衛生環境改善に取り組んでおります。 ■従業員教育と衛生管理 従業員に対して教育訓練を実施し、衛生管理の徹底と危害リスク低減に取り組んでおります。 工場入室時には、手洗い後のエアシャワー、粘着ローラー掛けによって着衣の異物、毛髪除去を行い、アルコール消毒をして入室しております。 作業中には1時間毎の衛生チェックの中で粘着ローラーがけを行い、異物混入対策に取り組んでおります。 ■製造工程の管理 各工程においては担当者が始業前、終業後に機械の点検を行い、生産時には製品の異物検査、不適合品の有無について検査を実施しております。 製品の計量は機械で行っておりますが、製造工程が機械化できない製品については、ひとつひとつ手作業で丁寧に仕上げております。計量後の異物除去では金属探知機やX線異物検査機による異物検査、および人の目による外観検査を実施しております。 原料搬入から製品出荷までの各工程では、製品に見合った温度管理を行っております。 ■自社検査体制 製品が出来上がるまでの各工程に検査基準を設け、理化学検査、微生物検査、官能検査を実施し、安定した良品質の製品をお客様にお届けできるよう、品質管理室において徹底した管理を行っております。

WORK 仕事紹介

■現在募集中の職種

■営業職※現在募集を停止しています※
乳酸発酵きゅうり漬け(相馬きゅうり)日本一を目指し、東北の量販店様および全国のスーパー様、漬物の専業卸売業様への商談業務をしていただきます。 また、クリームチーズの味噌漬や魔界のオリーブシリーズ・あん肝の味噌漬等を全国に販売するために、東京のビックサイト等での展示会に参加し、新規開拓を展開していただきます。 営業先はスーパーや流通業者など、法人向けのルートセールスおよび新規開拓営業。 ※個人向け営業はありません。新規営業は初めて。そんな方も心配無用です! ※得意な方には、商談に必要なパンフレットやポップの作成などもお任せします。
■開発職※新卒採用募集中※
漬物の新しいジャンルを開拓するように、伝統の技法は生かしながら、現在の食生活にマッチした商品を次々に提案・開発しているのが、当社の商品開発室です。 その一例として、震災後に誕生した新たなヒット商品「チーズの味噌漬け」の開発を行い、続く「あん肝の味噌漬け」「鴨の味噌漬け」などでシリーズ化してきました。 「とにかくいろんなものを漬けてみよう」を合言葉に、新しい美味しさを日々追い求めています。

INTERVIEW インタビュー

菅野嘉彬/専務取締役
どんな特徴を持った会社ですか?
伝統ばかりを大切にするようなイメージを持たれるかもしれませんが、決してそんなことはありません。弊社の社長自身が、外に出て情報を収集するのが好き、開発することや新しい考え方などを勉強するのが好きというキャラクターで、それが会社全体の進歩的な考え方や、新しいものを積極的に取り入れていく特徴としても表れています。 また、「会社経営は全社員が関わるもの」という、いわゆるアメーバ経営的な発想も根付いている社風です。
会社として目指すところは?
全社的な4つの決め事として、「何よりもお客様第一で行動すること」「会社の利益を追求すること」「商品・サービスの質の向上を常におこなうこと」「社内の情報を常に共有すること」を行動規範として置いています。 また例年、会社として目指すべきマインドと数値目標について、それぞれ「一本の柱」として目標を設けており、これを全社的な基本方針として企業活動を行っています。本年度は「社員満足と成長」と「営業利益10%企業への推進」を目標に置き、これに向けてあらゆる物事へのトライアンドエラーをきちんと繰り返しながら、社員も会社も“100年企業”へ成長していくことを目指すところとしています。
どんな方が向いていますか?
当社には、さまざまな経験をしてきた方や、バックボーンを持つ方が在籍しています。前述のように、「会社経営は全社員が関わるもの」ですから、社員それぞれのいろんな考え方を尊重しています。復興に対する想いや、シンプルに「美味しいものを届けたい」という熱さなど、あらゆる志望動機を歓迎します。 そして何より、明るく前向きな姿勢をお持ちの方なら、きっと活躍していただけるであろうと考えています。

BENEFITS 福利厚生

住宅はご相談ください

南相馬市では現状、飛躍的に復興が進み、新しいまちづくりが行われています。地域復興や発展に貢献したいと、移住を希望される方も増えており、行政側の受け入れ支援体制も充実しています。住居に関しても問題なく提供されますし、当社としても積極的に相談に乗ります。

FAQ よくある質問

長い歴史の中で、震災はどのような意味を持ちますか?
2011年の東日本大震災では、当社も大きな打撃を受けました。 大きな被害と苦悩の中、従業員はなんとしても守らなければならない。そんな想いを持って復旧作業を進め、社員誰一人かけることなく、震災を乗り切り今の当社があります。 震災は、私たちにとって大きな傷跡です。しかし一方で、震災によって人の優しさ・声に触れることができ、いろんな人に支えてもらっていたことを再確認したのも事実です。また、新しい商品や考え方が生まれるきっかけの一つにもなっています。 被災の中で食品業を営む辛さを味わいながら、それでも乗り越えていくことが、地域の方にとって「南相馬の光」となり、地域への恩返しとなることを望んでいます。
新しい取り組みには、どのようなものがありますか?
当社では、継続的に新しい取り組みを行っています。 令和元年(2019年)より「改革改善の推進」を掲げ、お客様に「より良いものを、より安く」を実現するため、あらゆる部門での「行動のムダ・ムラ・ムリ」の排除を行っています。 また、今期(2023年度)からは、「権限を与えること」「自信を与えること」「力を付けてやること」を意味する「エンパワーメント(empowerment)」という概念の浸透を積極的に推し進めています。意識的に「役職呼び」を止めてフラットな関係を構築すること、積極的な情報開示を行うことなどの実践を通じ、自分は何をしなければいけないのかを、それぞれ考えて「自立した人材」となることを目指しています。