妖精の羽の名前を持つ世界一薄い絹織物「フェアリー・フェザー」
日本に古くから伝わる和装の織物技術をベースに研究を重ね、世界一薄く軽いシルク「フェアリー・フェザー」を完成させました。市場性・話題性に富み、環境にもやさしいシルク製品を幅広く提案しております。
まるで空気の衣をまとったような軽さ。民話に伝わる天女の羽衣はこんな生地だったのではないでしょうか。これは世界一薄くてしなやかな先染絹織物「フェアリー・フェザー(妖精の羽)」です。髪の毛の太さ(約50デニール)の約6分の1(8デニール)という超極細絹糸を使用。
織機のたて糸に何千本も超極細絹糸をセットして織り上げたオーガンジー(極薄手で透ける平織りの生地)は、手に取ってもまったく質量を感じさせないほど軽い。それなのに、細い生糸のもつ柔らかさが、やさしく、そして確かに、肌を包みこみます。
「ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞」「グッドデザイン賞」を受賞
フェアリー・フェザーは単に世界一薄い絹織物というだけでなく、機械による量産化を実現させた技術が高く評価され、2012年の「ものづくり日本大賞」で最優秀賞の「内閣総理大臣賞」、「グッドデザイン賞」の2つを受賞。
4年の歳月をかけて商品化に成功
「世界一薄い絹織物」の開発から販売までに、4年の歳月をかけて研究開発を続けました。原料となる繭(まゆ)も特別な物を使用しました。普通、繭は蚕が4回脱皮を繰り返して作ったものを使用するのですが、フェアリー・フェザーに使うのは「三眠蚕(さんみんさん)」と呼ばれる繭糸。3回しか脱皮をしていない蚕の繭はまだ小さい。そのために糸もクモの糸のように細くしなやかです。
弊社がなぜ、他社が二の足を踏む超極細生糸にあえて手を出したのか。それは、いまファッション業界では薄くて軽い生地の人気がとても高いということです。それに加え30年来のお付き合いがあるウェディングドレス・デザイナーの第一人者である桂由美氏の『新婦の体に負担がかからないような軽いウェディングドレスを作って、ダンスを軽やかに踊れるようにしてあげたい』という言葉がヒントになっております。
三眠蚕の極細の糸でも、機械織りで大量に生産でき、しかも、機械で超極細糸を激しく織っても糸切れや毛羽立ちを起こさないようにするために織機に独自の改良を重ねました。その結果、糸のテンションの管理を厳密にすることで、フェアリー・フェザーの商品化に成功したのです。