送電事業
東北電力(株)、東北電力ネットワーク(株)、東京電力パワーグリット(株)の登録業者として送電設備工事を柱とし、屋内外電気設備工事、電気通信設備工事等の設計・施工・メンテナンス及びその他付帯工事を行っております。
おもな仕事の内容は、以下の8つに大きく分類できます。
■送電線のパトロール業務
送電線路が安全に電気を送れるように、電線や鉄塔に異常が無いか、目視でパトロールを行い電力の安定供給に貢献しています。
■送電線を作るための測量と設計
地質・地形・気象・景観などの自然条件、道路・鉄道・他の送電線・建造物などの社会条件の情報を基に現地調査のうえルートを選定し、トータルステーションを用いて測量(平面測量・縦断測量・鉄塔敷地測量)を実施。測量データを基に、工事用地設計を行っています。
■送電線を作るための仮設工事
送電線建設工事を行うための工事用地を確保し、資機材を工事現場まで運ぶ運搬路などを確保します。
■送電線を作るための基礎工事
掘削形状は、電圧・角度・地質・地形等によって異なりますが、主にパワーショベルや人力で掘削します。
■送電線を作るための組立架線工事
・組立
大型のクレーンで鉄塔材を吊り上げ、鉄塔の上で受け取り部材を組み立てる工法や、鉄塔の中心部分に専用のクレーンを建てて鉄塔の高さが上がると共にクレーンをせり上げる工法などがあります。
・架線
組み上がった鉄塔に電線を張ります。ドローンを使用し鉄塔と鉄塔の間に細いロープを渡し、徐々に太いロープやワイヤーに引き替えてから電線を引きます。
■送電線を守るためのメンテナンス工事
・伐採
鉄塔設備や送電線の支障となる樹木の保安伐採業務を行っています。
・点検
鉄塔や送電線を定期的に点検し、必要がある場合は部材の補修や交換を行います。損傷が大きいものについては、鉄塔の建て替えや、電線を張り替える場合があります。
■送電線工事の作業効率化
安全確保、品質保持を第一に、新しい技術を積極的に取り入れながら作業効率化に取り組んでいます。
■ 現場管理(現場代理人、技術員)
現場の工程、予算、品質管理、安全管理など工事のすべてを管理し、安全で高品質かつ効率的な建設工事の実現を目指しています。