高品質なオリジナルブランド『ひたむき椎茸』で、村に活気を!
有限会社遠藤きのこ園

ABOUT 会社紹介

「被災地でも、こんなに良いものを作って売っている」象徴としてのきのこ栽培

当園は、オリジナルブランドの『ひたむき椎茸』を中心に、キクラゲ、秋の時期にナメコやヒラタケ、舞茸などを生産・販売しています。 空調設備の整った栽培施設やパイプハウスで、菌床(きのこが発生するブロック)によりきのこ類を栽培する「菌床栽培」を行っています。 川内村は、もともと過疎の進んでいた地域。その村でのブランド品の生産は、震災でさらに若い人が減ったこの村を活気づける一つの方法論であるとともに、双葉郡内でもしいたけ栽培をなくすわけにはいかないという使命を果たすことにもつながっています。 今後は、品質の良さでリピーターなどからの人気も集める『ひたむき椎茸』の、さらなるブランド力と生産力・販売力の向上を図っています。 「被災地でも、こんなに良いものを作って売ってるんだよ」ということを知っていただきたいと考えていますし、その象徴のひとつとなれるように力を注いでいます。

BUSINESS 事業内容

事業内容

オリジナルブランド『ひたむき椎茸』の生産・販売
オリジナルブランドの『ひたむき椎茸』を栽培し、主に首都圏の飲食店向けに販売。 “川内村の椎茸”としてPRするためのブランディングで、何があってもひたむきに椎茸作りに向き合う代表の両親の姿から名付けた、大切な名前です。 『ひたむき椎茸』は、適切な品種の使用、菌床に与える刺激の工夫、厳しい選別をして良質な商品を生産。一般のしいたけに比べて肉厚で軸の太さが特徴です。 ※『ひたむき椎茸』は2020年7月に商標登録。今後はブランディングやPR、販売戦略に注力していきます。

WORK 仕事紹介

下記職種を募集しています!

きのこ類(主にしいたけ)の生産・販売
川内村のオリジナルブランド『ひたむき椎茸』を中心に、さまざまなきのこ類の生産・販売に関する業務をお任せします。 【具体的には】 ・しいたけの収穫、選別、発送作業 ・菌床の管理(水かけ、棚に置く、移動、廃棄) ・発生処理(袋を切ったり、ゴムをかける作業) ・発生施設の掃除 ※施設内作業がメインなので、天候に左右されにくいお仕事です。 ※普通の農業などに比べると、施設内は一定の温度に保たれているなど、快適な環境で働けます。 ※原木栽培ではなく、菌床栽培なので力作業はほとんどありません。選別などで繊細さが求められる業務が主になります。 ※社用車(軽トラック)の運転をお願いすることがあります。

INTERVIEW インタビュー

遠藤雄夫/代表取締役
この事業を始めた経緯は?
川内村で生まれ育ち、川内村役場で勤めていたので、「このままここで、定年までのんびりと暮らしていくんだろうな」と思ってました。それが2011年の震災で、極端に言えば人生が180度変わったんですよ。 しいたけ栽培は、うちの両親が50年ぐらい前にはじめたんですが、震災の影響で営農がストップ。それでも、震災からまもない2012年には、両親の「園を再開したい」という強い思いで再開しました。2016年には私が役場勤めを辞め、高齢となってきた両親をサポートする形で経営に参加しました。 もともと過疎化がすすんでいた地域でもあり、震災であらゆる産業が廃れてしまったことも、私の決意を後押ししたこともありますね。 阿武隈山系は、しいたけ向けの品質の良い原木づくりが有名で、しいたけ栽培そのものも盛んだったんです。両親のこと、地域のこと、双葉郡内のしいたけ栽培全体のことを考えると、何とか力になりたい気持ちが強かったですね。
ここでのきのこ栽培の特徴について教えてください。
もともと当園では、この地域の木を利用して栽培していた「原木栽培」から、生産効率が良く、力仕事の少ない「菌床栽培」に早い段階で切り替えていました。菌床の原料となる納品された木材チップ(オガくず)、当園で作った菌床を使って栽培しており、土を使いません。なので、安全な原料(木材)を選べば放射線セシウムは検出されないんです。結果的に、原発事故の影響が最小限だったのが大きいですね。 このしいたけを、栽培に臨む“ひたむきさ”をそのまま表現し、『ひたむき椎茸』として独自ブランド化しました。現在は品質の高さを評価され、主に首都圏の飲食店と、福島県内の一般向けを半々くらい出荷しています。
今後は、どのような事業展開を考えていますか?
子どものたちの教育環境のことを考えて、妻が福島市内在住なんです。そこで簡易的な発送が可能なフリマアプリを使った、乾燥しいたけの販売に協力してくれています。 とはいえ、『ひたむき椎茸』のブランディングを考えると、さらに販路の拡大やWEB通販などにも業務を広げていきたいのですが、現在は機械や施設、人員の管理などで私が手一杯なのが本当のところなんですね。 今後、人員的な余裕が出てくれば、IT化やDX化を用いて収穫・出荷をもっと効率的にできるような業務改善や、さらなる販路拡大を目指しています。 幸い、子ども達の進学が落ち着けば、妻は川内村に住んで私の業務を助けると言ってくれています。今回の募集を含め、徐々にではありますが業務拡大とブランド力を高めていく施策を進めていく予定です。

BENEFITS 福利厚生

住宅支援について

もと小学校の跡地だった場所に設置された村営住宅(管理:民間業者)があり、そこを社宅として借入して入居していただくことが可能です。家賃25,000円(水道・光熱費込み)程度を想定しています。 このほかにも、行政側からの支援もありますので、詳しくは応募時などにお問い合わせください。

遠隔地からの応募について

しいたけ栽培や農業全般、あるいは川内村での暮らしに興味のある方からのご応募を幅広く受け付けております。 遠隔地からのご応募の際には、WEB面接での対応も可能ですし、応募前後には会社説明を兼ねたカジュアル面談(選考を伴わないもの)の実施も可能です。 また、実際の勤務場所を見ていただける会社見学のご希望も歓迎します!

FAQ よくある質問

県外からの移住者は在籍していますか?
現在は県外からの移住者は在籍しておらず、福島県出身のスタッフを中心に業務を進めています。このほか、外国(主にベトナム)からの技能実習生が活躍しています。特に外国人技能実習生は20~30代の女性ばかりで、明るく楽しく、農業に携わってくれています。
どんな人に働いてほしいですか?
当園の将来像として、販路の拡大や業務効率化などとともに、事業承継などの可能性もあります。まずは田舎暮らしへの憧れからでも構いませんし、定住・定期収入の場を得て、川内村に何らかの大きな夢を描いてくれても構いません。お気軽にご応募いただきたいと考えています。