火力発電所の副産物を、コンクリート製品&インフラの素材に!
株式会社ダイイチ

ABOUT 会社紹介

「うつくしま、エコ・リサイクル製品」に認定される“コンクリート二次製品の製造・販売

昭和44年(1969年)3月創業、50年以上の歴史を持つ当社は、土木資材の製造と販売をメインで取り扱っています。 そのうち“コンクリート二次製品(プレキャスト・コンクリート製品)”と呼ばれている側溝、コンクリートブロック類など、生コンクリートを固めて製品化したものを主力商材とし、地域社会に貢献しています。 側溝などは一昔前まで工事現場で型枠を組み、現場で生コンクリートを打込み作られていました。一昔前まではすべて工事の現場に生コンを運び、型枠を用いて現場で作られていました。現在は、規格化されたものを工場で形にして、それを現場に運び入れる方式が一般的で、工期短縮や手間を減らすという点に寄与しています。 当社は、双葉郡唯一のコンクリート二次製品メーカーとして、長期安定的に経営を続けてくることができました。 その一方、早い段階から「環境にやさしい製品づくり」に注力。現在では、石炭ガス化複合発電所(IGCC発電所)からの副産物(石炭ガス化スラグ)を使用した製品を製造・販売しています。 県内で生じた廃棄物等を利用して製造された優良な製品として利用を推進する、福島県の制度「うつくしま、エコ・リサイクル製品」に認定される製品で、震災からの復興とともに、生活の基盤となるインフラづくりに貢献する資材づくりに邁進しています。 ☆南相馬市で操業中の工場のほか、2027年度中を目処に、本社所在地である浪江町の新しい町づくりの一環として、本社工場を新設予定。効率の良い製造を可能とする規模感の工場となるとともに、より地域に根付いた会社として当社を発展させていく基盤としていく所存です。

BUSINESS 事業内容

「石炭ガス化スラグ」を利用したコンクリート二次製品
福島県広野町にある次世代型の発電所・広野火力発電所では、石炭ガス化スラグ(石炭灰がガラス状の細かい砂のような形状のスラグ)が、廃棄物・副産物として排出されます。 ※従来型の火力発電所の廃棄物は、フライアッシュやクリンカアッシュと呼ばれる灰の粒子で、石炭ガス化スラグより容積が大きい。 当社では、この石炭ガス化スラグを砂の一部代替材料としてリサイクルした、環境配慮型のコンクリート製品の製造技術を開発しました。実際に、日本産業規格や福島県の規格に則った側溝・路面排水溝に用いられる、コンクリート製品、基礎ブロック、境界ブロックなどを製造・販売。これらは、「うつくしま、エコ・リサイクル製品」に認定されています。

WORK 仕事紹介

コンクリート製品や土木資材などの営業スタッフ
☆コンクリート二次製品の製造販売会社で、営業および販売の業務をお任せします。 <具体的には> ・コンクリート二次製品および土木資材の販売営業 ・在庫管理 ・来客対応、電話応対 など ※南相馬の善徳工場もしくは2027年、浪江町に完成予定の新工場での勤務となります。
コンクリート製品や土木資材などの作業スタッフ
☆コンクリート二次製品の製造販売会社の工場にて、製造工程に携わっていただきます。 <具体的には> ・型枠の掃除、油(剥離剤)塗り作業、生コンクリートの流し込み など ※フォークリフト・クレーンなどの重機を使うため、重量物を持ち運ぶ業務も多くはありません。 ※南相馬の善徳工場もしくは2027年、浪江町に完成予定の新工場での勤務

INTERVIEW インタビュー

専務取締役・下河邉秀行さん(36歳)
双葉地区における会社の役割は?
当社は震災以前から、環境に配慮した製品づくりを行なっています。福島県の「うつくしま、エコ・リサイクル製品認定制度(副産物・産業廃棄物を利用した製品づくりの制度)」に、コンクリート二次製品で認定されているのは当社だけなんです。 当社製品の納品先の90%が相双地区で、その中でも双葉郡が7割を占めるという、地域密着型の商売をさせていただいております。地元の建設業者の方々と密接に繋がり、震災の復興関連や街づくり・インフラづくりに貢献しています。
ご自身の浪江町との関わりは?
私自身は双葉郡浪江町の出身。震災の頃はまだ学生で、岩手県の方にいました。卒業後も福島市の方で、機械加工金型に関する品質管理の仕事をしていまして、地元・浪江町に帰ってきたのが今から4年ほど前。 正直、震災前後の浪江の状況は分からないこともあるんですが、やはり生まれ育った町が壊滅的な状況になったという事実は、ショックとかっていう言葉では言い表せないような、いろいろな感情がありますね。 それでも、うちのような会社が業務を続けていくのは、復興の仕事がまだまだ残ってるから。復興工事はあと数年続くという予測があり、うちはその基盤となるインフラの素材を作っているわけですから、その手を止めるわけにはいかないんですね。
浪江町の今後について思うことは?
震災から10数年が過ぎ、浪江町は再開発や整備が確実に進んでいますので、会社としてもそうした面で一緒に歩んでいければいいのかなと思いますね。復興の次、新しい町づくりは、あと10年くらいのスパンが想定されていますので。 一度壊れたものを元に戻すことは難しいけど、新しく作ることは可能。当社は、そのインフラ工事の資材を提供している会社なので、新しい町づくりの「最初の第一歩」を担当させてもらっていると、ありがたく思っています。

BENEFITS 福利厚生

住宅支援について

県外在住者が浪江町へ移住する場合、行政側からの各種の手厚い支援制度があります。制度の詳細や住宅の空き状況、適用条件など、詳しくは面接時などにご相談ください。 当社でも住宅手当(一律支給。規定あり)のほか、住宅探しを全力でバックアップしますので、お気軽にお問い合わせください。

遠隔地からの応募について

福島県・相双地区の復興や再生、また当社のエコリサイクルに関わるものづくりに興味をお持ちの方を、広く募集しています。 遠隔地からご応募の方は、WEBでの面接も対応可能です。なおWEBでの面接後でも、一度は現地までお越しいただき、対面での面接および職場見学をお願いしています。

FAQ よくある質問

県外からの移住者は在籍していますか?
現時点では、県外からの移住者はいません。 ただし、浪江町・相双地区の発展に伴う事業拡大、さらに新工場設立を見越して、新しい人員を増やしていくため、積極的に県外在住者の採用を進めていく方針です。

RECRUIT 求人情報

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