訪問介護スタッフ(登録ヘルパー)
ご利用者様の状態や現場環境によってケアの内容は異なります。
口腔ケア、清拭、陰洗、排泄介助、更衣介助、車椅子等への移譲、入浴介助や、食事介助(胃ろうや経鼻経管の方もいらっしゃいます)、吸引(気管や口・鼻)、コミュニケーション支援(文字盤やパソコンによる意思伝達ソフト等)、その他、ご利用者様のご希望や生活に合わせたケアを行います。
訪問介護や居宅の身体介護では、一般的に1時間程度の短い時間内に、あらかじめ決められた内容のケアを行いますが、重度訪問介護では、たんの吸引や体位交換や文字盤等によるコミュニケーションなど、いつ必要になるか判らないケアのご要望に即座に対応し常に安全に在宅生活を送っていただくため、「見守り待機」をすることもヘルパーの仕事となっています。
介護保険の訪問介護ではどうしても、少ない介護時間で細切れにケアを行うようになってしまいますが、重度訪問介護で1人のヘルパーが長時間ケアにあたることでご利用者様お一人お一人にじっくりと向き合って丁寧にケアに取り組むことができます。また、コミュニケーションを密にすることで、信頼関係も生まれ、ご利用者様の平常時の状態を把握しやすくなるため、異変や身体状況の変化等にも気づきやすくなります。
私達は、ALSをはじめとする難病等により「24時間の介護を必要とされている方々」のために、いつでもご利用者様が望む時に専門性の高い技術をもってお手伝いできるよう、そばに寄り添っています。